「geme」

ただの友達だと思ってたんだ。
ほんの少し、ちょっと、特別な、ただの友達。
時が来れば、パッと離れてしまうような不安定な、でも、居心地の良い関係。
それがすべてだと思ってたんだ。
でも
弾みで、ココロの天秤は傾いてしまった。
わずかな歪み。
本当にわずかな歪みなんだと思う。
でも、その歪みは私の心をじわじわと蝕んでいった。

きっと、

報われない思いだ。

絶対に、

上手くいくはずはないんだ。

どうかしてる、

本当に。



砂の上に立てられた、この感情。
一瞬で崩れることくらい、わかりきってるんだ。

この思いが本物である確証なんて、無い。
むしろ、きっと、ただの虚構。

すがるモノのない私の、無いものねだりな、渇望する思いが生んだ、ただの、

思い込み。

ただの、歪みなんだ。たぶん。

サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ

ゴメンナサイ






カタカタカタカタ・・・
ねぇ、今日は何して遊ぼうか?
カタカタカタカタ・・・
それとも、疲れてるなら、もう休む?
カタカタカタカタ・・・
うん、無理強いはできないからね。
カタカタカタカタ・・・




これはただの「game」。
あなたは、「ただの」特別な友達だから。


それでいいんだよね?