KG君とはんべ君の、ドキドキ★ブラックジェンガ


「はんべ〜、ジェンガしようぜ、ジェンガっ!」
スターンっ
勢いよく襖が開いた。
「なんだい、突然・・・」
大阪城の一室。
半兵衛が職務に追われているところに慶次が突然やってきたのだ。
「慶次君、今僕が何をしているか、いくら馬鹿な君でも分かるよね?」
「いいから、いいから。さっ遊ぼうぜっ!」
「・・・。」
「お前働き過ぎなんだよ。だから遊ぼうぜっ」
「意味が分からないよ。」

ガシャガシャ・・・。
迷惑がる半兵衛を良く分からない理由を言いながら、慶次は開いた卓の上にジェンガを組み立てていく。

「おいっ、僕はまだ遊ぶなんて言って・・・。」
「さっ組み立て完了っと。どっちから引く?」

「・・・僕はやらないよ。一人でやっていればいいさ。」
そう言って半兵衛は慶次を無視し、仕事の戻った。

ガシャーン!!
カチャカチャ・・・

ガシャーン!!
カチャカチャ・・・

ガシャーン!!
カチャカチャ・・・

ガシャーン!!
カチャカチャ・・・

ガシャーン!!
カチャカチャ・・・

ガシャーン!!
カチャカチャ・・・


「・・・・・・・・・・・・・・・・。うるさいんだけど?」
「だって・・・半兵衛が一人でやれって・・・一人でやれっていったじゃないか・・・。」
「・・・。わかった。分かったよ。一度だけだよ?一回だけやったら部屋を出て行きたまえ?いいね。」
「分かった!」

こうしてしぶしぶながら半兵衛は慶次とジェンガで遊ぶことになった。

高く積みあがったジェンガ。
通常のものと違い、黒っぽい。
「慶次君、これって普通のジェンガじゃないね?」
「ああ、これはブラックジェンガ、って言って積み木のところに指示が書いてあって、引いた積み木に書いてある指示に従わなきゃいけないんだぜ」
「ふぅん・・・」
「さっ、早速はじめようぜ」

じゃんけんの結果、専攻は半兵衛、後攻は慶次となった。

早速半兵衛は一つ目のジェンガを抜いた。
『Black』

「慶次君、この、ブラックってのはなんだい?」
「それは何でも相手に指示できる奴だぜ」
「ふぅん。じゃあ今すぐコレを片付けてでていってもらお・・・」
慶次のほうを見ると、ずぅううんと沈んでいる。いくらなんでもかわいそうか・・・。
「あ、いや、後でお茶でも入れてきてくれないか。」
そう言うと、ぱっと明るくなって、
「分かったぜ!」
そういってウキウキと積み木を引き始めた。

『モノマネをする』

「是非も無し。是非もなしぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいい!」
「なっなんだい、突然!?」
「ほら、信長のモノマネだよ。似てただろう?」
「・・・君は本当に怖いもの無しだね・・・。」
「あっはっはっは。そうかな?」
「・・・。」


(面倒くさいから中略・・・・( ゚∀゚)


結構な数の積み木が引き抜かれ、大分バランスが悪くなってきていた。
ほんの少し気を抜けばもう崩れるだろう。

最初は嫌がっていた半兵衛も、今はもう本気でジェンガに取り掛かっている。

半兵衛の番になり、そっと積み木を引き抜く。
ズズっ・・!
積み木の上部が揺れる。
「くっ・・・・! 命の限りっ・・・・!!!!」
気合を入れ、一気に積み木を引き抜く。

『Black』

半兵衛はニッコリと笑う。
「慶次君。此処から此処までの間の積み木を引きたまえ」
半兵衛が指定したのは、あらかた取りやすいものが取れ、かつ、先ほど半兵衛が引いた積み木のせいでかなりぐらついているところであった。
「うっ・・・・!」
慶次に冷や汗が流れる。
しかし、ここで逃げれば男が廃る(と慶次は勝手に思った)。
「こっからが本番!!!!!!!!」
思い切って積み木を引き抜く。

『もう一回積み木を引く』

「・・・(´・ω・`)←慶」
「・・・( ゚∀゚)←半」

「さ、もう引こうか、慶次君」
この上なく嬉しそうな笑みを浮かべ、半兵衛は言った。
「さっきもいけたんだから、今度もいけるぜっ!!」

がっしゃーーーーん!!!!!!!

慶次が勢い良く積み木を引いた瞬間、積み上げた積み木はガラガラと崩れた。

「君の負けだね?慶次君。」
「うーん、まけたっ。悔しいぜ。なぁ、半兵衛もう一回やらないか?」
「僕は1回だけだと言ったよね?」
「・・・。」
「さて、慶次君、僕にお茶を入れてきてくれるかな?のどが渇いたよ。」

慶次はとぼとぼと部屋を出て行き、お茶を持って戻ってきた。
ションボリとした表情で、お茶を差し出す慶次に半兵衛は
「ありがとう慶次君。君がジェンガに誘ってくれたお陰で、いいストレス解消になったよ。感謝するよ。」
そういってニッコリと笑った。


。* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ


「また遊ぼうな」
そういって、ルンルンで部屋を出ていった。


完( ゚∀゚)